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2016年3月

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「生き物文化誌学会 半田例会」に協賛

2016年3月12日

 

生き物文化誌学会半田例会が2016年3月12日に半田市のミツカングループ本社で開催されました。今回は“微生物と地域文化-すしと尾張知多の食酢-”のテーマで本財団はこの例会に協賛しました。講演会では、すしのルーツと握りずしの誕生、握りずしに合うとされた粕酢の製法と品質、江戸と尾張知多を結びつけた尾張藩という3つの切り口から話しがありました。
講演者は、京都府立大学京都和食文化研究センター特任教授 日比野光敏氏、株式会社Mizkan Holdings中央研究所所長 岸幹也氏、中京大学文学部歴史文化学科准教授 白根孝胤氏で、それぞれ本財団の所蔵文書も数点ずつ紹介しながら講演がおこなわれました。

その後、講演を受け国立民俗学博物館民俗文化研究部教授 池谷和信氏のコーディネートによる総合討論がおこなわれ、学会員による活発なディスカッションとなり、微生物と地域文化の理解に迫りました。

また、例会に先立ち、エクスカーションとしてMIM(MIZKAN MUSEUM)の見学があり、昔の粕酢造りの工程、原寸大の弁才船や本財団所蔵文書の「酢屋店卸帳(中埜家に伝来する最古の酢造りの帳簿<レプリカ>:1811年)」などを興味深く見ていました。

なお、学会参加者には、MIMで展示されている古文書を中心に解説した機関誌と弁才船のペーパークラフトを配布しました。

 

▼「活動報告」も併せてご覧ください。

講演会
講演会
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